冠詞① 不定冠詞(a / an)
不定冠詞 a / an は「1つの〜」「ある〜」という意味を作る小さなことばです。英語では名詞を "1つだけ紹介する時" に必ず付けることが多いです。
a と an の使い分け
a の使い方
次の音が "子音" で始まる単語の前に使います。
例: a Pikachu(ピカチュウが1匹)
an の使い方
次の音が "母音(a / i / u / e / o)" で始まる単語の前に使います。
例: an Eevee(イーブイが1匹)

ポイント:「はじめて話題に出す」時に使うのが重要です。
不定冠詞の基本ルール
01
可算名詞の単数にだけ使う
× a water  ○ a bottle of water
02
"1つの〜" を自然に示す
数を強調しすぎない表現です。
03
"ある〜" として新しい情報を出す
初めて紹介するものに使います。
04
音で判断する
スペルでなく音が基準です。例:an hour(h が読まれない)
よくある誤りと正しい使い方
間違った例
  • I caught Pikachu yesterday.
  • I see an Vulpix.
  • She has Eevee.
正しい例
  • I caught a Pikachu yesterday.
  • I see a Vulpix.
  • She has an Eevee.
V は子音の音なので「a Vulpix」が正しいです。1匹目として紹介しているのに無冠詞はNGです。
基本例文で学ぼう
I see a Pikachu.
ピカチュウが(1匹)見えるよ。
She has an Eevee.
彼女はイーブイを1匹持っているよ。
Ash met a new Pokémon.
サトシは新しいポケモンに出会ったよ。
I want an Umbreon someday.
いつかブラッキーがほしいな。
物語で楽しく学ぶ
A New Friend in the Forest
Satoshi was walking in the forest. Suddenly, he heard an unusual sound. He looked around and found a small Pokémon behind a tree.
It was an Eevee! Eevee smiled and jumped into Satoshi's arms. "That's a friendly Pokémon!" he said.
この物語では、an unusual sound(母音で始まる)とa small Pokémon(子音で始まる)、a friendly Pokémonの使い分けが見られます。
パターン練習:ポケモン名編
a Squirtle
ゼニガメ
an Oddish
ナゾノクサ
a Bulbasaur
フシギダネ
an Abra
ケーシィ

親子ワーク:「家の中のもの」をポケモンに変えて言ってみましょう。例:a cup → a Cupchu(架空でもOK!)
パターン練習:日常のもの編
a Poké Ball
モンスターボール
an apple for Chikorita
チコリータのためのりんご
a tree with a Pidgey
ピジョンがいる木
an idea
アイデア
親子で楽しむワークゲーム
絵さがしゲーム
家の中のものを3つ指差して「a / an」をつけて英語にしてみましょう。
例:「りんご」→ an apple
ポケモン発見ゲーム
ポケモンのカード・ぬいぐるみを使い、親が「I found a …」と言い、子が見つけます。
"音" クイズ
親が英単語を言い、子どもが「a」か「an」を答えます。
例:「Umbreon」→ an
まとめチェック:小テスト
○×問題(正しいか?)
1. I have a Umbreon.
答え:×(an Umbreon が正しい)
2. She found an Pikachu.
答え:×(a Pikachu が正しい)
3. He met a new friend.
答え:○

穴埋め問題
a または an を入れましょう。
  1. I saw ___ Oddish. (答え:an)
  1. She has ___ Poké Ball. (答え:a)
  1. He ate ___ apple. (答え:an)