ポケモンでわかる可算名詞・不可算名詞
英語では、名詞が数えられるもの(可算名詞)と数えられないもの(不可算名詞)の2つに分かれます。これは英語を読む・話すときにとても大切なルールです。
ポケモンの世界を使って、いちばんやさしく学んでいきましょう。1つ・2つ・3つと数えられるものと、ひとまとまりでしか表せないものの違いを、楽しく理解していきます。
可算名詞とは?
定義
1つ・2つ・3つ…と数えられるものです。ポケモンの世界で「目で見てひとつずつ数えられるもの」は全部これに当てはまります。
例えば、モンスターボール、きのみ、トレーナー、木などが可算名詞です。ポケモンの種類の名前も「1匹、2匹」と数えるので可算名詞になります。
基本ルール
  • 1つの時は "a / an" をつける
  • 2つ以上の時は "-s / -es" をつける
  • 数字と一緒に使える
例:a berry → berries、a Poké Ball → Poké Balls、a trainer → trainers
可算名詞の例
a Pokémon
ポケモン1匹
a berry
きのみ1つ
a Poké Ball
モンスターボール1個
a trainer
トレーナー1人
例文で覚えよう
  • I have a berry. (きのみを1つ持っています)
  • Eevee sees two trainers. (イーブイは2人のトレーナーを見ます)
  • Pikachu finds three berries. (ピカチュウは3つのきのみを見つけます)
不可算名詞とは?
ひとつ、ふたつ…と数えることができないものです。手でつまんで「1個!」と言いにくいものだと思えばOKです。ポケモンの世界にもたくさんあります。
水、炎、空気、くさ、ひざし、ちからなどが不可算名詞です。これらは形がはっきりしていなかったり、まとまりとしてしか表せないものです。
water (水)
ラプラスが泳ぐ水
fire (炎)
リザードンの炎
sunlight (ひざし)
フシギダネに必要な光
power (ちから)
ミュウツーの力
不可算名詞のルール
01
数字はつけられない
× two waters のように数字と一緒には使えません。
02
"a / an" もつけられない
× a fire のように "a" をつけることはできません。
03
量を表すときの表現
"some / much / a lot of" などを使って量を表します。
例文で覚えよう
  • Charizard breathes fire. (リザードンは炎を吐きます)
  • Lapras swims in water. (ラプラスは水の中を泳ぎます)
  • Bulbasaur needs sunlight. (フシギダネはひざしが必要です)
  • Mewtwo has a lot of power. (ミュウツーはたくさんの力を持っています)
特別:ポケモン名のルール
ポケモン名は特別で、複数でも単語の形が変わりません。これは可算名詞だけど、複数形の "-s" をつけない特殊なタイプです。
1
one Pikachu
ピカチュウ1匹
2
two Pikachu
ピカチュウ2匹
3
three Pikachu
ピカチュウ3匹

注意: "Pikachus" とは通常言いません。ポケモン名は複数でも形が変わらない特別なルールです。
よくある間違いをチェック
× a water
正しくは:water
水は数えられないので "a" をつけません。
× I have two waters
正しくは:I have some water
水の量を表すときは "some" を使います。
× a fire
正しくは:fire
火は「ひとつ」と数えないため "a" をつけません。
これらの間違いを避けることで、自然な英語が話せるようになります。ポケモンの世界で練習すれば、楽しく覚えられますね。
見分け方のコツ
質問1
ひとつずつ数えられる?
可算名詞
ポケモンの道具はほぼ可算名詞です(モンスターボール、きのみなど)
質問2
ひとつにまとめてしか言えない?
不可算名詞
ポケモンのタイプはほぼ不可算名詞です(fire, water, grass, electricなど)
まとめ:ポケモンで覚える法則
親子でできる1分ワーク
家の中の「可算」を3つ探す
例:Poké Ball、berry に似たもの(りんご、ボール、本など)を探してみましょう。
家の中の「不可算」を3つ探す
水、空気、光に似たもの(牛乳、砂糖、お茶など)を探してみましょう。
好きなポケモンで例文を作る
「1匹 → a Pokémon」「2匹 → two Pokémon」のように文を作ってみましょう。
エネルギータイプで練習
fire(数えない)、water(数えない)など、タイプ名を使って練習しましょう。
この単元でできるようになること
  • 数えられる/数えられないを直感的に判断できる
  • 英語の "a / the / -s" ルールが理解できる
  • 現地校の英語(理科・算数の文章)も読みやすくなる
  • ポケモンの世界観で楽しみながら身につく